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20代の若者はホットよりアイスコーヒーがお好き?【UCC上島珈琲調べ】

2024年5月22日 1:25 pm

 UCC上島珈琲が、関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)と関西圏(大阪府、京都府、兵庫県)在住の20~60代の男女600人を対象に実施した「アイスコーヒーに関する実態調査」によると、20代の過半数がホットコーヒーよりもアイスコーヒーが好きであることが明らかになった。

 「コーヒーをよく飲む場所」についての質問では、男女ともに「自宅」が1位(男性89.3%・女性96.3%)だった。2位は、男性が「職場や学校」58%だったのに対し女性は「カフェや喫茶店」48.7%となり、男女でコーヒーの飲用シーンが異なることが分かった。

 また、「ホットコーヒーとアイスコーヒーのどちらを飲むことが多いか」という質問については、全体の37%が「アイスコーヒーが多い」(「どちらかというとアイスコーヒーの方が多い」「アイスコーヒーの方が多い」の合算)と回答。なかでも20代では51.7%が「アイスコーヒーが多い」と回答し、過半数を超えた

 「アイスコーヒーに求めるもの」については男女ともに1位が「すっきりさ」(51%)となり、「コク」(34.5%)、「やわらかい口当たり」(31.7%)と続いた。特に女性は「やわらかい口当たり」を求める人が39%と高い傾向を示した。

 好きなアイスコーヒーの飲み方では関東と関西で地域差が見られ、関東在住の人は「ブラックで飲む」派が48%であったのに対し関西では38.7%となり、関東の方がブラックを好む人が多かった。

 さらに、関西圏ではアイスコーヒーを「レイコ―(または「冷コー」「レーコー」)」という名称で呼ぶこともあることから、その認知度についても調査。この呼び方を「知っている」と回答した人は関西で80.3%、関東で63.3%となり関東でも過半数の人が知っていることが明らかになった。関西での回答を詳しく見てみると、関西在住の50~60代では90%以上が「知っている」と回答したのに対し、20代の回答は65%と、やや認知度が低かった。

 「使ったことがある呼び方」を聞いたところ、関西在住の60代の70%が「レイコ―」と回答した一方、30代では20%、20代では11.7%と大幅に減っている。また、「最も頻繁に使う呼び方」で「レイコ―」と答えた人は関東在住ではゼロとなり、関西在住でも60代が10%で、30代は1.7%、20代は0%と若い世代では使用者がほとんどいないことも分かった。

 同調査は4月26日から5月1日の期間、インターネットで実施した。