女性が選ぶ「回転ずしチェーン」ランキングで「金沢まいもん寿司」が総合満足度１位に【シルミル研究所調べ】

　小学館グループで園児とママ・パパ向け情報誌〈あんふぁん〉〈ぎゅって〉の発行やウーマンリサーチ・こどもリサーチなどの「リサーチ事業」を展開するこどもりびんぐの「シルミル研究所」は、全国の女性1621人（独身12.7%、既婚87.3%。子どもあり85.3%、子どもなし14.7%）を対象に「回転ずしチェーン」についての調査を実施し、女性が選ぶ「回転ずしチェーン」の総合満足度１位に「金沢まいもん寿司」が選ばれた。利用率１位は「くら寿司」だった。

　同社は、49歳以下で未就学児の子どもがいるママに、この１年の外食頻度を聞いたところ、47.3%が「変わらない」、38.2%が「外食に行く機会が増えた」と回答。増えた理由として多く上がったのが「コロナ禍が落ち着いたから」だった。また、子どもの成長に伴い「外食で食べられるものが増えた」という意見も見受けられた。

　一方、残りの約14.5%は「外食に行く機会が減った」と回答。「コロナ禍の影響」という理由とともに「物価高騰」「外食チェーンの値上がり」「家計が厳しい」という理由が目立ったという。

　そんな中、「回転ずしチェーン」について調査したところ、98.1%が「利用したことがある」と回答。頻度では「月に１回」「２〜３カ月に１回程度」が61%を占めた。同社では「近年、子育てファミリー向けに進化しているとはいえ、一定の『特別感』を持っていることが伺えます」とコメントしている。

　また、「回転ずしチェーン」に行く理由についての調査結果について同社は、「『すしが好きだから』を筆頭に上げるのはもちろんですが、特筆すべきは３位の『子どもが行きたがるから』。実に半数の家庭が子どもの希望を汲んでいます。また、2・4・5位の『手軽さ』も支持されています。お手頃な価格帯や、タブレットによる注文システムなどの影響があると思われます」と分析している。

　「回転ずしチェーン」利用の際、回転レーンからすしを取るかどうかについて聞くと、「利用しない」が67.8%にのぼった。「回っているのはちょっと気になる。人が触ってるイメージがある（40代・東京都）」と衛生面を気にする意見のほか、「子どもが新幹線からおすしが運ばれてきて喜ぶ。楽しみながら食べてくれる（40代・京都府）」と子ども目線のもの、「シャリハーフにしたいので基本的に注文する（30代・東京都）」というこだわりなど、さまざまな声があったという。