覆面調査・ミステリーショッパーの情報サイト〈ファンくる〉を運営するファンくる（東京・岩本町、山口敬人社長）が、〈ファンくる〉会員1019人（男性302人、女性717人）を対象に実施した「飲食店での就業についての意識調査」によると、「飲食店で働きたい」と思う人は18％、「飲食店で働きたくない」は43％という結果になった。「働きたい理由」では「接客ができるから」56％が、「働きたくない理由」では「給与が低そうだから」55％がそれぞれ半数を超え１位となった。
「飲食店で働きたい」と回答した理由では、１位の次に「スキルが身に付きそうだから」38％、「未経験でも入りやすいから」27%と続いた。一方、「働きたくない」理由では、「接客をしたくない」39％が２位となり、「シフト制・平日休みだから」37％と続いた。同社では、「接客業の特徴が、人によってメリットにもデメリットにもなっていることが明らかになった」とコメントしている。
また現在、飲食店で働いていない人に、就職先を決める際に最も重視することを聞いたところ、「仕事内容」が36％と最も多く、次いで「給与・賞与の高さ」17％、「やりがい」13％と続いた。さらに現在の職場で満足している点については「休みの取りやすさ・残業時間」が39％と最も多く、続いて「仕事内容」35％、「勤務地」30％だった。
現在の職場で不満に感じていることでは、「給与・賞与の低さ」36％が、２位の「一緒に働く人との相性」17％、３位の「休みの取りやすさ・残業時間」16％と大きな差を開いての１位という結果となった。同調査は年10月5～14 日に実施した。
