マルハニチロは、衣付けしたフライを油調せずにそのまま凍結する新技術「ノンプリフライ製法(特許出願中)」を開発。その第1弾として8月1日、〈ノンプリフライ!揚げるだけ白身天ぷら〉(750g(30枚)×8袋×2号)を発売する。
通常の冷凍フライ製品は、衣をつけて油調してから凍結し、店舗などで再度揚げて仕上げる。一方「ノンプリフライ製法」は、バッター衣が白身魚にまとわりついて流れ落ちず、そのまま凍結できる新技術で、一度揚げで済むため白身魚の組織が密に保たれダメージを抑えられる。これにより素材が持つジューシーな味わいを実現した。また、プリフライ工程を省くことで製造コストも削減できることから、コスト削減と味の向上を両立した。
今回の新製品では水揚げ後に船内で冷凍したすけとうだらを使用。旨味を引き立て生臭さを除く「茶洗い製法」を採用し、鮮度の良さを活かしたジューシーさと袋から出してそのまま揚げるだけの簡便性で訴求していく。今後、他の魚種についてもラインナップを広げていく。