昨今、冷凍グルメの普及や冷凍技術を活かした新しいビジネスモデルの開発が進む一方、多額の設備投資や人員配置といったリスクもあることから、興味を持ちながらも導入できないといった事業者も多いという。
そこで、空冷式特殊冷凍機〈アートロックフリーザー〉を製造・販売するデイブレイク(東京・品川、木下昌之社長)は4月21日、新たに特殊冷凍OEMサービスを手掛ける「スマートフリーズフード事業」を立ち上げ、冷凍技術を導入したい事業者が〈アートロックフリーザー〉を所有する全国各地の食品加工会社に冷凍加工を委託する特殊冷凍のOEMプランの受付を始めた。
同プランを導入することで、設備投資不要でコストを抑えられるだけでなく、豊富な専門知識を持つパートナーとマッチングすることで短い研究期間で高品質な冷凍品の導入・販売を実現するという。また、委託先に対しても、特殊冷凍機が稼働していない休眠時間を活かした新たな収益機会を創出できるという好循環を生むことを目指すとしている。
惣菜や米飯、フルーツなどさまざまな食品・食材に対応しており、飲食店の冷凍ビジネス開拓やホテルのルームサービスなどでの活用を想定。商品開発は、デイブレイクが飲食店などのクライアントの要望をくみとって、冷凍に関するノウハウや知見を活かして提案し、その後に製造委託先に依頼する形を基本とする予定。
すでに冷凍食品として売りたいメニューが決まっている場合は、必要に応じて調理工程や材料に微調整を加え最適な製造方法を提案。決まっていない場合は、一緒にメニュー開発に協力するなど、デイブレイクはコンサルタントのような形で仲介する。
冷凍食品のメニュー開発には3カ月~半年を見込んでおり、価格は対象食材や製造量などによって変動する。また、最低ロット数については、メニューによって異なるものの50~100食程度から受け付けられるものもあるという。
※参考ページ※
パンなど「柔らかい食材」や「一度に大量」もOKな急速冷凍機!乾燥せずドリップも出ない空冷式フリーザー発売【デイブレイク】
https://foodfun.jp/archives/20998