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2匹目のドジョウはいるのか? シャリシャリ市場に参入する宝酒造の狙いは?

2019年6月22日 8:35 am

大衆酒場業態では、夏の風物詩になりつつある「シャリキン」。居酒屋関係者ならご存知かと思うが、言わずと知れた「シャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎(三重・宮崎本店)」を指す。

アルコール度数が20度なので、完全に凍らず、シャリシャリとした食感を楽しみながら、氷を入れずに飲むことができるのが一番のポイントだが、氷で薄まることもなく最後まで飲めちゃう点がうけているようだ。

 

その2匹目のドジョウを狙ったのか、焼酎甲類・日本酒とも、国内シェアナンバーワンの販売量を誇る宝酒造が、若い女性に人気のスパークリング清酒〈澪〉のシャリシャリバージョン、〈澪 FROZEN〉150mlパウチを6月25日から業務用限定で発売することが話題を集めている。

もちろん、この〈澪 FROZEN〉は〈シャリキン〉とは異なり、「飲む」のではなく「食べる」に着眼。暑い日の「ウェルカムフラッペ」や「大人のデザート」として楽しめる新感覚のみぞれ酒として訴求する。

宝酒造では、飲用実体験の推進策としては「澪パ(澪でパーティをしようの略)」投稿キャンペーンを実施し、SNSでの拡散を促す、としているが、〈澪スパークリング〉同様に若い女性のハートを射止めることができるのかどうか。