酒類酒・ドリンク

19世紀創業当時のハンドメイド製法で造られたシングルモルトスコッチウイスキー発売【ペルノ・リカール】

2023年4月11日 11:19 am

 ペルノ・リカール・ジャパンは4月24日、熟成樽にフォーカスしたシングルモルトスコッチウイスキー〈アベラワー〉シリーズの新商品として、国際的な酒類品評会「International Spirits Challenge 2021」でゴールドメダルを受賞した〈アベラワー アブーナ アルバ〉を発売する。

 〈アベラワー アブーナ アルバ〉の「A’BUNADHA(アブーナ)」はゲール語で「起源」を意味し、「ALBA(アルバ)」はゲール語で「スコットランド」、ラテン語で「ホワイトオーク(Quercus Alba)」と2つの意味がある。これらを名に持つ同製品は、創業者のジェームス・フレミングをはじめ、ウイスキー造りの先人たちの功績を称え、19世紀の創業当時と同じハンドメイド製法で造られ、厳選したファーストフィル(バーボンやシェリーの熟成樽を初めてスコッチウイスキーの熟成に使用する樽)のアメリカンホワイトオーク樽のみで熟成している。

 カスクストレングス(加水せず樽出しそのままの度数)でボトリングし、冷却濾過をしないノン・チルフィルタリングによって、本来のフレーバーをそのまま生かした極めてナチュラルなスタイルのウイスキーとなっている。

 トフィーアップルとアメリカンアップルパイ、ニューメイクスピリッツの軽やかなフローラルノートが非常に良いバランスで調和し、甘い後味の中にもスパイシーさが感じられる、フルーティーでフローラルな味わいを楽しめる味わいを楽しめる。

 テイスティングノートによると、香りは「甘く、熟した赤いリンゴのアロマにハチミツ、バニラ、ほのかなシナモンの香りが続く」。味わいは「クリーミーでオイリーな質感のあと、柑橘類の皮、シナモン、ドライアップルを想わせる風味が現れる」。フィニッシュは「長く甘い余韻の中に、胡椒の香りが際立つ」としている。

 容量は700mlで、アルコール度数はカスクストレングスによりバッチナンバー毎に異なる。参考小売価格は1万2100円。

 アベラワー蒸留所は、スコッチウイスキーの聖地と評されるスコットランド・スペイサイド地方のほぼ中心に位置し、1879年にジェームス・フレミングが創業した。「アベラワー」とはゲール語で「せせらぐ小川の川口」を意味し、清らかな水に恵まれたウイスキーづくりに理想的な環境で、良質なシングルモルトウイスキーを造り続けている。