酒類酒・ドリンク

ショップと立ち飲み併設の醸造所からフラッグシップビール2品がリリース【みぞのくち醸造所】

2022年10月14日 12:37 pm

 神奈川・川崎市を中心に「炭火屋台居酒屋 えんがわ武蔵小杉」などを展開するローカルダイニング(神奈川・溝口、榊原浩二社長)が5月に開設したタップルーム(立ち飲み席)やショップを併設したクラフトビール醸造所「みぞのくち醸造所」は10月1日、フラッグシップブランドとなる「ウタウト」と「ワラウト」のクラフトビール2品を同時リリースした。

 同社は5月以降、「ノクチビアーズ」をブランド名とした〈IPA〉と〈ペールエール〉、〈ヘイジーIPA〉の3種の定番と季節のビールを加えた4種を醸造・販売しながら、「ひと口飲めば歌いたくなるような、笑顔になれるような、楽しい時間をつくりたいという願い」を込めた「ウタウト」と「ワラウト」にふさわしいフラッグシップビール造りに取り組んできた。試行錯誤を繰り返した結果、今回、クラフトマンシップと遊び心を詰め込んだクラフトビール2品を完成させたという。

 〈ウタウト Mashup Peach‐Fruits Sour Ale〉はアルコール分4%で、山梨の農家が大事に育てた白桃のうち、市場に出せないB級品を買い上げて使用。白桃の甘味と酸味を逃さないために400kgの白桃を一つひとつ手仕込みで皮剥き・カット・すりつぶしの工程を実施し、その後キャラメリーゼすることで少しだけほろ苦さをアクセントに加えた。桃の風味を最大限引き出すため、爽やかな酸味のドライイースト「Philly Sour」を使い、ホップには「シトラ」と「モザイク」を採用。音楽のリミックス手法「Mashup(マッシュアップ)」のように1つのビールに組み上げ、とろみのある飲み口からはじけるようなフレーバーまで桃のニュアンスをしっかりと活かした。

 〈ワラウト Hopper‐Incredible Double Hazy IPA〉はアルコール分7%で、「みぞのくち醸造所」では初となるダブルヘイジースタイルのクラフトビール。さまざまなホップの中から、あえて〈ウタウト〉と同じホップを使用しつつ、ドライホップには「アザッカ」を選択。フルーティーでクリーミーな飲み口ながらホップのアロマが口の中いっぱいに広がり、奥深さと面白さを体感できるビールに仕上げたという。

 両製品とも330ml瓶を公式オンラインショップや店頭で販売するほか、業務用の樽も用意しており、問い合わせを受け付けているという。