法人・団体専用の会場検索サイト「会場ベストサーチ」(https://kaijosearch.com/)を運営するアイデアログ(東京・蔵前、大野敦之社長)は、「会場ベストサーチ」のユーザー2万4146組の問い合わせ内容を調査したところ、コロナ下の2020年~22年は法人・団体のパーティー利用数は激減したものの、22年後半より急上昇。感染症法上の5類への移行も進んだことで、23年はコロナ前の19年の水準を上回る利用者数となったことが判明した。
一方で、パーティーの問い合わせ段階での平均人数については、20年1月に比べて23年1月は1~2割減。この要因として同社は、「コロナの影響(感染症対策の一環)でパーティーは招待客を限定した可能性や、リモートワークの社員が増えたことで社内の参加人数が減少した可能性が考えられる」と推測する。
なお、平均単価は同比で2~5割アップしており、「原材料をはじめとしたさまざまな諸コストが上がっていることから、客単価に転嫁しているのではないか」(同社)と分析した。
さまざまな物価が値上がりしている昨今、希望予算はある程度上昇しても仕方ないと理解しているお客さんが増えつつあることも後押ししていそうだ。
この調査は、2019年1月1日~2023年5月30日の期間、「会場ベストサーチ」に問い合わせのあったユーザー2万4146組のデータによるもの。