
産業用ロボットシステムなどの設計・製造を手掛けるフレアオリジナル(長野・坂城、田中陽一郎社長)は来年、ロボットアームがラテアートを作る日本初のバリスタロボットの販売を始める。
ラテアートを作るバリスタロボットは、中国・DOBOT社が開発した協働ロボットアーム「DOBOT CR3」を使ってカフェを提供するもので、中国でもラテアートを作って提供して人気となっているという。今回、フレアオリジナルは、同社独自のノウハウを活かしたプログラミングを組み込み、筐体も独自に作ることでパッケージ化したバリスタロボットの製造に取り組んでいる。
注文する際には手前に設置されたタッチパネルで注文すると、ロボットがコーヒーとフォームドミルクを注入し、ロボットアームの先端が細かく動いてコーヒーの表面にハートやリーフ、チューリップなど、さまざまな模様が描かれたラテアートを提供する。
横1155×奥行1100×高さ1700㎜の大きさで、店内でのコーヒーサーバーとしての利用のほか、イベントなどでの集客などに役立てられるとしている。現在はまだ開発途中で、来年には販売、リース、レンタルなどでの提供を予定しており、販売価格やリース料などについてはこれから決めるとしている。