毎回のメニュー表を消毒する負担を軽減するために、お客さんが自身のスマホでQRコードを読み込むと簡単にメニューを見られるシステムが現れた。映像・コンテンツ制作を手掛けるZiZi（東京・西永福、萱沼欣司社長）は、無料ですぐに利用できるデジタルメニューサービス「Menu Book モバイル」を6月2日にリリースした。
同社の販促集客システムを利用している飲食店から、「メニュー表の消毒がスタッフにとって負担になっている」「消毒液の確保が大変」「不特定多数の人が触るのでお客さんの心配を減らしたい」「デジタルメニューを導入する資金の余裕がない」などの声を聞き、同サービスを開発。公式サービスサイト（https://menubookmobile.com/）から、登録不要で誰でも無料で利用できる。
QRコードのメニュー作成は
①スマホでメニュー表を撮影
②公式サービスサイトにアクセスし、メニュー画像をアップロード。A4サイズに調整後「作成する」を押す
③QR画像入りチラシが表示され、「画像をダウンロード」「メールに送る」「URLをコピー」のいずれかを選択
④最後にQR画像入りチラシをモバイルで読み込み印刷する――という流れとなる。
印刷したQRチラシをそのまま利用するほかに、QR画像部分を抜き取りオリジナルのチラシに埋め込むこともできる。
アップロードできる画像は10枚が上限で、保存されたメニュー画像は3カ月間保存される。終了の1カ月前に「更新のお知らせ」が表示されるため、更新する場合は更新ボタンを押して利用を継続する。２カ月間アクセスがないQR画像は自動で消去される。
無料版では、「Menu Book モバイル」のロゴが上部に、同社の他のサービスなどの広告バナーが下部に表示される。有料版（３カ月間税別1500円）では、サービスロゴを店舗のロゴに変更でき、広告バナー部分に店舗の広告を表示できる。有料版では１日のアクセス数上限を300アクセスとしているが、近日中に1000にする予定。
