調味料調味料

植物性由来!! 時間が経っても麺や餃子の皮がくっつかない調理素材がジワリ人気!【伊那食品工業】

2022年11月25日 1:34 pm

 伊那食品工業は、麺類や米飯、天ぷら、餃子、菓子などをテイクアウトや作り置きして提供した際に、時間が経ってくっついてしまい本来の味を損なうことを防ぐ調理素材〈くっつかないで〉500g×10袋を販売している。約2年前に発売したもののコロナ下ということであまり営業できず、徐々に認知度を高めているという。

 同社が培ってきたノウハウを生かして、米や麺などの表面をコーティングすることででんぷん質の流出を防ぐというもの。油などは一切使用せず、植物由来の食物繊維成分を主原料としていることから、油でくっつかないようにした際のベタベタ感や油浮きがなく、ツヤツヤした見た目を維持。味の変化やカロリーアップの心配もない素材として訴求している。

 使用方法は、食材重量に対して1%を目安に水や調味料に混ぜるだけでよく、米飯類ではくっつきを防ぎ、混ぜ込みの際に潰れにくくなり、 麺類ではくっつきを防ぐとともに伸びにくい麺になる。また、天ぷらなどは「サクッ、カラッ」とした食感に近づき、小豆や芋、かぼちゃなどの煮物では煮崩れを防ぎ、より見た目良く仕上げられるという。

 同社では、餃子や生春巻き、赤飯、おでん、ぜんざい、柏餅などさまざまな料理で効果を確かめており、調理時の作業性や食べやすさも良くなるとしている。