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[常温] 限定醸造醤油はつけ・かけもちろん、加熱でより香ばしく!【ヒゲタ醤油】

2019年2月15日 5:02 pm

 ヒゲタ醤油はこのほど、〈ヒゲタ 米麹でまろやかまろみしょうゆ〉(200ml・360ml)を全国で新発売した。 一般的な醤油の製法は、大豆と小麦、麹菌で「醤油麹」をつくり、それに食塩水を合わせて「もろみ」にし、発酵・熟成を経て搾る。それに対して〈米麹でまろやかまろみしょうゆ〉は、この「もろみ」の熟成中に、さらに「米麹」を添加するという技術を使った製品。この製法は、同社で年に一度のみ製造する限定醸造醤油〈玄蕃蔵(げんばぐら)〉に使用されているが、通常製品に用いられたのは初めて。

 米麹は蒸した米に麹菌を繁殖させたもので、米のでん粉をオリゴ糖などに分解する糖化力が強く、清酒や甘酒、米味噌などの製造に用いる。このため、同製品は米麹由来の自然な甘みとコク深い味わいが特徴だ。塩分は15・5%と、一般的な濃口醤油の16%と比べて若干低いため、冷奴やおひたし、刺し身などのつけ・かけに使用するとまろやかな味わいを楽しむことができる。 また、糖分が高いため、焼きや炒めなどの加熱料理に使うと、通常の醤油よりも香ばしい香りが立つ。

 空気にふれず新鮮さを保つ密封ボトル空気にふれず新鮮さを保つ密封ボトル入りで、1滴単位で注ぐ量を調節できる。市販用と業務用の両軸で展開していき、「居酒屋や和食、ファミリーレストランなど、幅広い外食業態でのテーブルユースに訴求していきたい」(同社)とする。