ミヨシ油脂は5月10日、機能性粉末油脂〈エレメント215〉10kg・ダンボール箱を発売した。
同品は、食品の食感改良に効果を発揮する機能性粉末油脂。粉末状のため計量が容易で、ミックス粉中に均一に混合でき、水へも溶けやすいのが特徴。アレルギー特定原材料(表示義務8品目)を配合していないため、安心して使用できる。
麺類、菓子、総菜などさまざまな食品に使え、麺はコシや歯切れが向上し、伸びにくくほぐれやすい麺に仕上がる。
餃子や焼売などの皮には、経時変化に伴う硬化を抑制。菓子・パンに使うと、良好な口溶けやサクサクした食感や歯切れの良さが付与でき、ボリュームアップにも効果を発揮する。
たこ焼きの粉に配合すると、ソフトでとろっとした食感が向上し、冷解凍後の食感維持にも寄与できる。米菓の場合はサクサクした軽い食感を付与し、歯付きの軽減や機械への生地の付着も軽減できるという。
さらには飲料にも使え、溶解や分散が良好で、白濁作用やのどごしの改善、こく味の付与、豆乳やオーツミルクなど穀物臭のマスキングにもなる。
ちなみに製品名の「215」は、従来の粉末油脂ラインナップの中で唯一アレルギー特定原材料を配合しない〈マジックファット215〉を踏襲した。
機能性粉末素材に冠する「エレメント」を合わせ、〈エレメント215〉(機能性粉末素材+アレルギー特定原材料を配合しない)と命名したという。