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海外ニーズに合わせたカスタマイズ日本酒の製造・輸出支援を開始【ChefooDo×FERMENT8】

2022年11月3日 9:24 am

 海外で飲んだビールがおいしかったので、日本で同じものを飲んだけれどイマイチ……という経験を持つ人もいるのではないだろうか。
 同様に、日本で飲むとおいしい日本酒も海外だと何故かいまひとつ──ということは十分ありえるだろう。

 食をテーマに活動するシェフの団体である一般社団法人ChefooDo(シェフード/東京・築地、大竹康弘代表理事)は10月25日、海外における日本酒の普及を促進するため、日本酒タンクオーダーシステム「MySAKE.jp OWNERS」を運営するFERMENT8(ファーメントエイト/新潟・来迎寺、長井隆社長)と業務提携を締結し、海外のニーズを取り込んだカスタマイズ日本酒の製造・輸出の支援を開始した。

 FERMENT8は、新潟県を中心とする約50の提携酒蔵と連携し、タンクオーナー制度により米の選定から酒質、風味、熟成期間などさまざまなカスタマイズが可能な注文システム「MySAKE.jp OWNERS」を展開する。

 この「MySAKE.jp OWNERS」と、ChefooDoが持つ海外の飲食店やシェフとのネットワークを結びつけることで、現地の素材や食文化に合わせた日本酒を醸造して輸出することが可能になる。

 ChefooDoは、「それぞれの国や地域、食文化にあったより効果的で価値の高いペアリングの提案や、海外シェフのアイデアが反映されることで全く新しい日本酒の可能性を生み出せる。同時に、酒蔵のマーケティング活動及び現地での日本酒定着に大きく寄与できる」と期待を寄せる。

 全国約1700の蔵元が所属する日本酒造組合中央会によると、2021年度(1月~12月)の日本酒輸出総額は401.78億円に達し、12年連続で前年を上回っている。また数量も過去最高の3t2053㎘となった。

 海外で展開する日本食レストランは、現地の食材や味覚に合わせて創作し、それぞれの国の文化に合わせてメニューも進化していく中で、日本酒もローカライズしていく必要に迫られつつある。