ハウス食品グループ本社は、飲食事業者に初期費用無料でキッチンカーと必要であれば仕込み場所をレンタルで貸し出し、遊休地を持つスペースオーナーから販売場所を借りることで両者をつなぐサービス「街角ステージweldi（ウェルディ）」（https://housefoods-group.com/activity/weldi/index.html）を2021年3月から東京都内で展開しており、７月末時点で累計74社が33カ所でキッチンカー営業している。
今回、このプラットフォームを活用し、信用金庫や地方銀行などの地域金融機関と連携して地域活性化を目指す「地域金融でweldi」を始めた。これは、地域金融機関が飲食を通じて地域の活性化を図ることを目的に開発されたサービスで、地域金融機関の支店前スペースや取引先の地権者が保有する遊休地などでキッチンカーを営業するというもの。まずは都内から始め、徐々にエリアを拡大していく予定だ。
飲食事業者が利用する時の利用料は、キッチンカーと販売場所をレンタルする場合は「売上の25％＋5000円」（税別）、新宿区にあるセントラルキッチンを利用する仕込み場所もレンタルする場合は「売上の35％＋5000円」（同）となる。キッチンカーの車種はすべて同じで、調理の内容に合わせて搭載する調理器具を変えるという。
「地域金融でweldi」では、これまで東京城北地区と埼玉県南部を拠点に店舗展開している信用金庫と連携し、2店舗で先行実施した。９月には巣鴨信用金庫常盤台支店の店頭スペースに出店する予定。ハウス食品グループ本社は、今後も地域金融機関と連携しキッチンカーを活用した地域活性化を目指していくとしている。
