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事務手数料3300円のみでゴーストレストランが開業できるサービスとは?【0円開業】

2022年5月24日 11:08 am

 コロナ禍によりフードデリバリーの需要が増し、店舗を持たずに営業できるゴーストレストランが現れる一方、開業しようとすると競争が激しくエリアや業態を見極めることが難しい。また、パソコンやタブレットを複数台用意してインターネットの通信環境を整備し、いくつもあるフードデリバリープラットフォームへの登録・設定するという手間もかかる。

 そこで、100業態以上のゴーストレストラン向けブランドを提供するGCK(ゴーストセントラルキッチン)を運営するエアサポ(東京・三田、小寺詩帆社長)は、契約事務手数料以外の初期費用ゼロでゴーストレストランを始められるサービス〈0円開業〉https://zeroenkaigyo.com/の提供を始めた

 同社は、GCKで多くのデータを蓄積できたことから、全国の独立したい人や飲食店を開業したい人向けに、契約事務手数料3300円を支払えば、店舗保証金や礼金、仲介手数料、内装費用、調理器具、キッチン設備など、通常は数十~数百万円かかる開業資金を全て負担し、開業後もFC店舗としてサポートするサービスを開発した。

 同サービスを利用する場合、食品衛生責任者の資格の取得が必要となり、開業希望者の居住地や出店したいエリアを考慮した上で、物件探しや設備の選択・導入などは全て同社が手掛ける。提供するブランドについては、データを基に開業するエリアに合った10業態前後を導入。フードデリバリーへの登録などもサポートし、調理法やデリバリーサービスの使い方、梱包などを教える研修を実施して開業となる。

 開業後は、同社にサイト手数料やシステム費などに加えて売上の16.5%をロイヤリティとして支払い、初期費用分を完済した時点でロイヤリティを11%に減らす。もし初期費用分を返済する前に閉店した場合は残金を支払う必要があるという。

 また、自社配達を希望する場合は、バイクの手配や配達員の求人、マネジメントなどもサポート。同社は今後、主要都市を中心に全国にサービスを広げていく予定だ。