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ムスリム対応セミナーやヴィーガンメニュー開発でコロナ後のインバウンド対策支援【東京都】

2021年9月29日 12:46 pm

 海外から入国時の待期期間を10日間に短縮するなど、徐々にインバウンドの受け入れ態勢を整える中、東京都はアフターコロナを見据えて、都内事業者を対象にベジタリアン、ヴィーガン、オーガニック、グルテンフリー、ハラール、コーシャ(ユダヤ教徒向け食品)に加え、LGBTQやムスリムなどについての受け入れ態勢を整えるための支援事業を実施する。今回の支援事業はすべて参加費は無料となり、オンラインで参加する形式となっている。

 具体的には、各界の第一人者が多様なニーズに応えるヒントを解説する「食の多様性対応セミナー」を8回開催するほか、ハラール・ヴィーガン・コーシャ食品を取り扱う店舗を実際に講師が回りながらライブで解説する「オンライン店舗見学」、ハラール・ベジタリアン・ヴィーガン・コーシャ・グルテンフリー・アレルギー対応の食品・食材メーカーが自社商品を紹介する「オンラインマッチング会」、一流シェフによるハラール・ヴィーガンメニューの調理方法などの実例からメニュー開発、接客のポイント、運営のノウハウなどを学べる「オンライン研修プログラム」を開催する。

 また、都内の飲食店60事業者(先着順)と都内の宿泊施設、小売店、観光関連事業者等60事業者(先着順)を対象に、ムスリム旅行者や多様な文化・習慣を持つ外国人旅行者を受け入れるためのメニュー開発や集客、接客などを手助けするアドバイザーも派遣する。

 具体的な内容の詳細や申し込みは専用サイト(https://diversitytokyo.com/)を参照。