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30席以下の店向け月5000円の定額予約サービスを7月まで無料でリリース!【フードコネクション】

2020年5月27日 2:04 pm

 30席以下の小規模飲食店や個店を対象に、これまでのオペレーションなどを変えずに月額料金のみでネット予約を導入できるシステムがリリースされた。飲食店専門のウェブ制作などを手掛けるフードコネクション(東京・目黒、船木純一社長)は、飲食店向け予約システム「個人店のミカタ for Booking System」https://www.foodconnection.jp/bookingsystem.htmlを開始し、7月まで無料で提供している。 

 ネット予約は、グルメサイトを経由するものと予約台帳サービスの予約システムによるものが大半だが、グルメサイトは掲載料と予約1件毎の手数料がかかることが多い。また予約台帳サービスは安くない月額料金とともに、導入後のオペレーションを変更しなければならないことなどが小規模飲食店にとって不満となっているケースが多くみられるという。一方で、消費者のネット予約ニーズは高まっており、小規模飲食店でも対応が迫られていることから、小規模飲食店経営者のニーズに対応した「個人店のミカタ for Booking System」を開発した。

 全国約3500店舗のウェブサイトを管理する中、同社にはネット予約を導入したいものの「予約ごとに課金があるのは利益率を圧迫する」「予約台帳をシステム化するほど客数も席数もない」「今までのオペレーションを変えたくない」などの声が多く寄せられたという。

サンプル画面

 そこで、「個人店のミカタ for Booking System」はシンプルな設計とし、従来電話で受けていた予約はメールに変更となるものの、それ以外は今まで通りで予約管理できるようにした。利用するには、写真や店舗情報などを入力し、店舗のウェブサイトやGoogleマイビジネス、SNSなどに「個人店のミカタ for Booking System」が発行するURLをリンクするだけでよい。

 利用料金については、初期費用や送客ごとの課金はなく、ネット予約が何件入っても金額は変わらない月額税別5000円(同社クライアントは同3000円)とした。7月末までは無料で提供する。ネット予約の普及率が2割にも満たないと言われる小規模飲食店に導入することで、電話予約では取りこぼしていたお客さんを集客できるようにすることが目的だという。今後、ノーショー対策やインバウンド向けの多言語化対応などの機能も追加していく予定だ。