食育の普及と食糧自給率向上を目指す料理人の団体である一般社団法人ChefooDo(東京・築地、片岡護会長)は7月、中国・上海に「上海食福得(シェフード)実業発展有限公司」を設立する。
同時に日本と中国の料理人や食領域企業の交流を目的とした会員制交流クラブ「ChefooDo Member’s Club」をChefooDo内に発足し、日中食産業の交流や新たなビジネスの創出と食育の啓蒙、正しい日本食文化の伝承を目的に活動する。
昨今の中国の経済レベルと国民の生活レベルの向上により、日本食に対する本物志向への強い要求がありながらも、中国における日本食の技術習得や日本の文化を理解する教育機関の少なさが課題だった。
こうした背景からまずは上海エリアに現地法人を設立し、日中食産業の情報メディアの構築や中国の市場調査と販路開拓、人材交流などを行い、日中の食産業における新たなビジネスの創出を目指す。