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炭酸で割って楽しむアル分16%の新提案ビールが登場!!【サントリービール】

2022年6月22日 8:54 am

 サントリービールは、炭酸水で割って好みの濃さで楽しむビールの新製品〈ビアボール〉(アルコール度数16%)を開発し、ビールの新たな楽しみ方の提案に乗り出す

 7月5日から9月頃まで、東京・下北沢の複合商業施設「ミカン下北」内の一部店舗(8月末までの予定)などの料飲店(700店程度)において業務用の中瓶(500ml・希望税別小売価格862円)を数量限定で先行販売し、10月4日に全国発売する。また、市販用の小瓶(334ml・同698円)についても11月15日に発売する予定。

 〈ビアボール〉は「炭酸水でつくる自由なビール」をコンセプトに開発。氷をたっぷりと入れたグラスに炭酸水を注ぎ、〈ビアボール〉を注いでマドラーで軽く1回混ぜて楽しむもので、割り方はビアボール1に対して炭酸水3(この場合のアルコール度数は4%)を推奨するが、消費者それぞれの好みの濃さに割って楽しめる点を訴求する。また、炭酸水を使用せずに氷を入れたグラスに〈ビアボール〉を注ぐロック(同16%)でも楽しめるという。

 同製品は、氷を入れて炭酸水で割ってもしっかりと感じられるビールのおいしさと、時間が経過しても崩れない味わいと香りのバランスが特徴で、同社ビールでは最高度数のビールとなる。

 同社では、飲食店の提供方法として2パターンを想定。1つは店側があらかじめ〈ビアボール〉を炭酸水で割ったものを氷の入った専用グラス(480ml)で提供する形。同グラスで1杯当たり〈ビアボール〉50ml、炭酸水150mlの使用を基本とする。

 もう1つは〈ビアボール〉を氷や炭酸水とともに提供する形で、この場合は業務用中瓶そのままではなく、小分け用の小瓶に分けての提供を想定。おすすめの割り方であれば4杯分を作れる200mlの小瓶に〈ビアボール〉を入れて提供する。元の中瓶に栓をして冷蔵保存しておける備品も用意する。

サントリービール・西田英一郎社長

 同社の西田英一郎社長は「〈ビアボール〉を通して、新たなビール文化を作りたい」といい、ダウントレンドが続くビール市場全体の再活性化につなげたい考えを示した。初年度販売目標は業務用・家庭用の合計で23億円・13万ケース(12.66L換算)。2024年には同170億円・100万ケース(同)を目標とする。