酒類酒・ドリンク

「パンのミミ+規格外オーガニック伊予柑」での新たなクラフトビールを【栄屋製パン】

2025年8月12日 8:44 am

 神奈川県を中心に業務用パンを製造している創業100年の栄屋製パン(神奈川・海老名、梅田高嗣社長)は、サンドイッチ用食パンの製造過程で排出される食パンのミミを使ったクラフトビールを造るために設立したブルワリーBetter life with upcycleで、規格外品のオーガニック伊予柑を使ったクラフトビール〈Iyokan Juicy IPA〉を発売した。

 栄屋製パンは、1日に300~400kg分発生するパンのミミを飼料以外に活用しようと考え、2022年に共感を得た3つのブルワリーにパンのミミを提供する形で、クラフトビールの製造・販売を始めた。

麦芽の代わりとしてパンのミミを一部使ってビールを醸造

 24年2月には自社でブルワリーBetter life with upcycleを設立。ローストして乾燥させたパンのミミを麦芽の代わりとして10~30%使った「サスティナブル・クラフトビール」を開発し、IPAなど3種を製造・販売している。ちなみに、パンのミミを使ったビールは酒類分類では発泡酒となる。

 今回、有機JAS認証伊予柑を栽培するMOTTAINAI COCOLOFARM(愛媛・松山、松田龍治社長)から提供された、傷や形により販売できないオーガニック伊予柑の完熟果実を活用した新製品〈Iyokan Juicy IPA〉を新たに開発し、季節商品として販売する。

香りを良くするため果皮も使用した

 香りを出すために伊予柑の果皮も使い、果汁は伊予柑の瑞々しさを感じられるように煮沸後と発酵後の2回に分けて投入。これにより、口に含むと伊予柑の香りとジューシーな味わいが口の中に広がる味わいに仕上げた。

 同製品ではパンのミミを11%使用しており、アルコール分は3.5%。350ml缶と15Lの樽を用意しており、クラフトビールを販売するビアバーなどのゲストビール用タップ向けにも提供できるようにしている。

 同ブルワリーでは今後、パンのミミを使ったクラフトジンの製造も予定するほか、今回の伊予柑以外にも規格外品のフルーツを使い2つのフードロス食材を使ったコラボビールを積極的に展開する予定としている。