大手飲食チェーン店を中心に、セルフオーダー用端末として業務用タブレットを販売するオーディーエス（東京・岩本町、砂長潔社長）は９月１日、個人店向けに、低コストで導入できるタブレット注文＋スマホでのQRコードオーダーシステム「スグタブ飲食」をリリースする。
「スグタブ飲食」の主な機能は、タブレットからの通常注文やお客さんのスマホによるモバイル注文、メニュー自動翻訳、飲み・食べ放題機能、レシート発行、注文管理、商品管理、店舗・スタッフ管理、POSレジ連携などを搭載する。POSシステムは別途各サービス提供者との契約が必要になる。
基本システムはオーダーシステム、飲食店注文ソフト「QR Order」、注文管理用プリンター（店舗毎／別途PC・タブレットが必要）となり、タブレットが新規に必要な場合はタブレット本体やマグネット式充電クレードルなどのアクセサリーがセットになる。
飲食店はメニューの写真と価格表の用意、店内のWi-Fi環境があればすぐに利用開始できるという。 なお、プリンターや契約したタブレットのWi-Fi設定は、同社でセッティングした状態で出荷してくれるので、店舗での設定は不要だ。
すでにあるタブレットを利用する場合、同社と契約後に専用QRコードが発行されるので、それをタブレットで読み取り、オーダーシステムやQR Orderをインストールする。
オーダーシステムは１店舗毎の定額制で、基本利用料が1万円（税別・以下同／1店舗ごとに発生）、タブレット利用料2850円（3年契約の場合／タブレットの利用台数に応じて発生）となる。
オーダーシステムへのメニューや写真登録は店自身で行う必要があり、メニュー登録代行の有償オプションメニューなども用意している。
同社は飲食業、宿泊業、流通業などを中心に全国で15万台以上の業務用タブレットを販売しているが、個人店からは「タブレットを全卓に導入するには費用が高い」「QRコードだけでは対応してもらえないお客さんもいる」といった声があがっていた。
そのため、手間とコストを抑えて導入できるワンパッケージのテーブルトップ＋QRコードオーダーシステム「スグタブ飲食」を開発したという。
