ひとりごはん専用グルメアプリ〈ソロメシ〉(https://www.solomeshi.jp/)を運営するホーン(東京・日本橋、松本直樹社長)は、サービス会員に対してワンドリンク無料と会員限定メニューを提供することで、1人客の来店を促す〈ソロメシパス〉をリリースした。まずは東京の人形町・水天宮前エリアの飲食店21店舗からスタートする。
〈ソロメシパス〉は、アプリをダウンロードし月額1000円支払って会員になると、掲載されている加盟店で「ソロメシ限定メニュー」を楽しめるとともに、ワンドリンクが無料となる定額制サービス。飲食店が加盟する際には、登録料や月額利用料などは一切かからず、ワンドリンクの提供分のみの出費となる。
無料となるワンドリンクは基本的に660円以下のすべてのドリンクとしているが、一部を対象外とするなど店側で指定することも可能。また「限定メニュー」として、1500円/2500円/3500円/5000円/7500円の5つの価格帯から1品以上を用意する必要がある。「限定メニュー」は、店舗から提案されたものに対して、同社が1人客の傾向や嗜好と照らし合わせてアドバイスしながら作っていくという。
同サービスは、昨年実施した広島市での実証実験の結果などを基に構築。利用者は2回以上利用すれば元を取れることからハードルが低く、飲食店にとっても「1人向けのメニューがあるのかわからない」「1人だとメニューのボリュームが合わず楽しめない」「1人で利用するといくらかかるのか不安」などの理由で入店しなかった1人客を増やすきっかけになるという。
ワンドリンク無料はディナータイム限定で同一店舗では1日1回まで利用できる。また、「ソロメシ限定メニュー」または同メニューと同等額以上を注文することも利用条件となる。松本直樹社長は「実証実験の結果を見ると、半数以上がドリンクを2杯以上注文している。また、地域の飲食店を盛り上げるツールとしても活用してほしい」と語る。
今回のサービス開始を受けて、抽選で3人にAmazonギフト券1万円分が当たるSNS投稿キャンペーンと、5月中に申し込んで3カ月間継続利用した会員全員にAmazonギフト券1000円分をキャッシュバックするキャンペーンも実施している。
今後、人形町・水天宮前エリアの加盟店を増やすとともに、京橋・日本橋など東京都中央区や実証実験をした広島市でもサービスを提供する予定だ。また、自治体やデベロッパーなどからの問い合わせも来ており、20店舗前後の飲食店が加盟するエリアからサービス提供していくことを考えているという。そのため、飲食店からの問い合わせも専用フォーム(https://www.solomeshi.jp/contact-for-business)で随時受け付けている。