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21年下半期の外食で「居酒屋」利用は上半期より11%上昇の約30%に【ぐるなびリサーチ部調べ】

2021年12月21日 8:46 am

 ぐるなびは、ぐるなび会員を対象に、食に関するさまざまな調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として、定期的に情報を発信している。
 今回は2021年12月3~5日の期間、20代~60代のぐるなび会員1000人を対象に、2021年下半期の食体験について調査した。

 2021年下半期に、月に1回以上「外食」を利用した人は74.6%と、上半期よりも約6%増加した。「テイクアウト」「デリバリー」はやや減少し、「お取り寄せ」はほぼ横ばいとなった。

 一緒に食体験をした人については、「外食」では上半期と比較し全般的に増加傾向になり、特に「友人、知人」については36.2%と約10%の増加、また「職場の同僚」についても18.6%と約6%増加した。

 利用した業態は、「外食」では「寿司」、「テイクアウト」では「ファストフード」、「デリバリー」では「デリバリー/テイクアウト専門店」が最も多い結果となった。
 また、「外食」で「居酒屋」を利用した人は29.9%となり、上半期の19.1%から約11%増加した。

 よく食べるようになったと思うものは、外食は「寿司」、テイクアウトは「ハンバーガー」、デリバリーは「ピザ」が最多に。また全シーンで「寿司」が上位に入った。

 同社は、「2021年下半期は『緊急事態宣言』や『まん延防止等重点措置』が解除されたことから、10月以降飲食店で外食を楽しむ人が増えた。一方で、テイクアウトやデリバリー、お取り寄せの利用は、上半期からやや減少したものの、大きな変化は見られなかった」とする。

 その上で、「少人数での利用など感染対策をとりながら、久しぶりに友人と会食をしたり、職場の同僚と仕事帰りに食事を楽しむなど、少しずつこれまでの生活を取り戻すという方が増えているのではないか」と分析。

 「またコロナ禍以降、利用者の減少が顕著になっていた『居酒屋』業態にも、徐々に人が戻り始めている。家飲みでは味わえない雰囲気やお酒と食事を求めて『居酒屋』を選択する人が多くなっているようだ」と推測した。