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水練り&包丁切りの十割蕎麦を簡単に!!生そばテイクアウトもできる優れもの!【大和製作所】

2021年9月11日 9:05 am

 そば製麺機の進化により、店内で打った十割蕎麦を提供する居酒屋も増えている。一般的には押し出し式が多い中、水練り&包丁切りを実現する十割蕎麦製麺機が発売された。

 うどん・そば・ラーメン用製麺機の製造・販売を手がける大和製作所(香川・宇多津町、藤井薫社長)はこのほど、十割蕎麦を誰でも簡単に作ることができる新型そば製麺機「坂東太郎プラス」を完成。現在、5台のモニター販売を行っている。

「坂東太郎プラス」

 「坂東太郎プラス」の大きな特徴は、セットされている麺生地練り込み装置「菊二郎」にある。「菊揉み」という、生地の中に含まれる空気を抜きながらよく練り込む作業があり、手作業でしかできないといわれているが、「菊二郎」でこの菊揉みの完全機械化に成功した。

蕎麦の練り込み工程を自動化する新製品「菊二郎」

 また、蕎麦専用ミキサー「舞姫」もさらに進化。そば粉が少ない場合でも、そば粉の自重だけで十分に練り込みができるように改良し、生地の多少に影響しない練り加減を実現した。

よりコンパクト、高性能に仕上がった蕎麦専用ミキサー「舞姫」

 さらに北米や欧州への輸出を狙い、北米のUL規格、欧州のCE規格取得を前提とした開発設計で、小柄な人でも製麺しやすい奥行と高さにした。

 同社は、「蕎麦と酒の相性は非常に良い。またテイクアウトニーズが高まっている今、蕎麦はコロナ禍で高まる健康意識にぴったりの健康食だ」という。

ちょうどよい高さは、設計段階でデザインされたコンセプト

 「競争が激化しているテイクアウトビジネスだが、家庭では味わえないプロレベルのおいしい打ちたて十割蕎麦を簡単に家庭で楽しめれば他店との差別化ができ、口コミも広まることで、新たな顧客獲得へと繋がる可能性がある」と、「坂東太郎プラス」で打った「生そばのテイクアウト」を提案する。

水練り包丁切りだからできる、高品質蕎麦のテイクアウト

 「坂東太郎プラス」は現在、税別345万円のキャンペーン価格で販売中だ(「菊二郎」「舞姫」含む)。昼業態で十割蕎麦を提供しながら生そばのテイクアウトを行い、夜は飲みの〆メニューに用意し、年末には年越しそばを店頭販売する──という販売戦略もありかもしれない。