消費者参加型のミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROIが、「ファンくる」(https://www.fancrew.jp/)会員を対象に、コロナ禍におけるビール飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル・ノンアルコールビールを含む)についての意識調査(有効回答数1000人/男性357人・女性643人)を、2021年5月21日~5月26日に実施した。
「現在、自宅や外食でビール飲料を飲む頻度」については、「毎日」23%、「週に3回以上」33%、「週に1回以上」33%。週に1回以上はビール飲料を楽しむ人は全体の89%だった。
年代別に集計すると、50代の4人に1人は毎日ビール飲料を飲むという結果となった。
「自宅や外食で普段飲むビール飲料の銘柄(複数回答可)」という項目では、アルコール入では〈スーパードライ〉39%が最も多く、ついで〈金麦〉37%、〈一番搾り〉33%、〈ザ・プレミアム・モルツ〉32%、〈本麒麟〉23%、〈クリアアサヒ〉21%、〈エビス〉18%、〈黒ラベル〉13%、〈麦とホップ〉12%と続いた。
ノンアルビールでは〈オールフリー〉12%、〈ドライゼロ〉7%、〈キリンFREE〉4%、〈サッポロプレミアムアルコールフリー〉3%の順だった。
「自宅でビール飲料を飲む頻度は変化したか」については、「増えた」38%、「変わらない」57%。「コロナ禍でノンアルコールビールを飲む機会は増えたか」では、「増えた」10%、「変わらない」80%だった。
コロナ禍で飲食店は時短営業となり、現在の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の該当エリアでは酒類の提供の自粛が求められている。
これを背景に自宅でお酒を飲む人が増え、38%が自宅でビール飲料を飲む機会が増えたと回答した。
また、ノンアルコールビールを飲む機会が増えていることも明らかになった。
また、ノンアルコールビールを飲む機会が増えていることも明らかになった。
「緊急事態宣言が早く明けて飲食店でお酒が飲めることを期待しているか」では、「すごく期待している」30%、「期待している」44%と、全体の74%が飲食店での飲酒を期待していることがわかった。
「飲食店でお酒が飲めるようになったら一杯目に何が飲みたいか」では、1杯目は「生ビール」85%、「カクテル・サワー」4%、「チューハイ」3%、「ノンアルコールビール」2%、「ハイボール」2%という結果に。
飲食店での「とりあえずビール」が難しくなったコロナ禍だが、その需要はなくなることないようだ。
「飲食店でお酒を飲む良さやメリットのうち最も当てはまるもの」では、「家庭では再現できない品質(キンキンに冷えている、喉ごしがいいなど)」44%、「店舗の雰囲気」15%、「美味しい肴」14%、「気の合う仲間とワイワイ」12%の順だった。
「飲食店でビールと食べたい一品料理」では、「唐揚げ」23%、「焼き鳥」20%、「枝豆」10%、「餃子」9%、「お刺身」7%の順だった。
油っぽいものや味が濃いものを、ビールとともに楽しみたいという気分が強いようだ。