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キャッシュレス決済のポイント還元率比較アプリに飲食店無料掲載プラン【AIクレジット】

2021年6月8日 8:39 am

 政府によるキャッシュレス化推進とコロナ禍による非接触ニーズが相まって、キャッシュレス決済を導入する飲食店はこの1~2年で大幅に増えた。そんなキャシュレス決済導入店にとって、無料で店をPRでき、集客にもつなげられるアプリがある。

 AIクレジット(東京・入谷、荒井健太社長)は、さまざまなクレジットカードやスマートフォンによるコード決済、電子マネーなどで顧客サービスとして提供されているポイントの還元率をリアルタイムでデータ化し、マップ上に登録店舗を表示。各店で還元率が高い順に支払い方法をリスト化して表示するアプリ「AI-Credit」https://ai-credit.co.jp/を運営している。

▲還元率計算の対象サービスの一例

 ポイント還元については、決済サービスだけでなく楽天ポイントやPonta、Tポイント、dポイントなどの共通ポイントの情報もデータ化しているため、クレジットカードと共通ポイントを組み合わせた上で、最も還元率が高い組み合わせを自動で計算。期間限定キャンペーンによる変動も組み込んだ上で還元率が高い順にリスト表示する。また、店舗独自のキャンペーン情報の通知やクーポン発行もできるので、集客にも役立てられる

 同アプリのダウンロード数は約16万で、利用者は節約には敏感だが情報収集が苦手な世代である40・50代が50%以上となり、男女比では男性が71%を占める。

 コンビニエンスストアやドラッグストアなどさまざまな店舗がすでに登録されており、飲食店についてもチェーン店を中心に約17万店舗掲載されており、そのうち居酒屋は1万6000店舗以上だという。

 同アプリに登録すると、基本的な店舗情報を掲載できるほか、キャンペーンなどを告知するプッシュ通知、メッセージの送信、お気に入り登録した人への割引クーポン発行などにも活用できる。今回、中小・個店などでも利用しやすいように、無料で利用できる「飲食店向け提供プラン」を用意した。

▲還元率のリスト表示のサンプル

 同プランを利用すれば、店舗掲載料金が無料となるほか、「Twitter応援企画」も無料で利用できる。これは、Twitterの公式アカウントをフォロー&リツイートした会員の中から、抽選で割引券やクーポン券などをプレゼントするというもの

 プレゼント費用は店舗負担となるが、大手企業がよく使っているフォロー&リツイートキャンペーンを気軽に導入でき、ファン拡大につなげられるという。さらに、ネットショップ開設などについての無料相談も受け付ける。ユーザーが新たにクレジットカードを申し込んだ際に、クレジットカード会社からマージンを得ることをメインとしたビジネスモデルなので、飲食店向けの無料掲載については最短でも2022年末までは続けるという。

 現在、コロナ禍で閉店したりクレジット決済をやめたりという店舗が増え、そのような店舗が同アプリの情報を更新しないまま放置している事例が多発したため、一時的に中小・個店の掲載を停止。掲載希望の申し込みがあった店舗のみ掲載することで、情報のアップデートを図っている。

 同社では「PayPayなどのコード決済会社が行う大規模なポイント還元キャンペーンなどがあると、店側で何もしなくても還元率が高くなり集客につながったりするので、キャッシュレス決済を導入しているのであれば、掲載することでメリットが生まれる」と話す。