カレー専門のコンサルティングなどを手掛けるカレー総合研究所（東京・渋谷、井上岳久所長）は、2021年のカレートレンドとして従来のキーマカレーから進化した「ニュータイプキーマ」がブレイクすると予測した。
キーマカレーはひき肉を使用して作るカレーの総称であり、調理方法やなどが決まっていないため、インドでも多種多様なキーマカレーが存在するという。同総研は、日本ではこれまでカレー、栄養、部材、ビジュアル、その他のカテゴリーに分けられていたところ、近年、個性的でオリジナリティのあるキーマが急増することでカテゴリーが細分化されているという。
その一例として、スパイスにこだわったスパイス系、担々麺やルーローハンのカレー版などの中華系、出汁にこだわった出汁（和風）系、チーズをかけて見た目を白くした色系、高タンパク質や低脂質にこだわった栄養系、サバを使用した魚介系などを挙げており、これら独自に進化を続けているキーマを「ニュータイプキーマ（またはハイブリッドキーマ、フュージョンキーマ）」と位置付けた。
また、「個性を出しやすいキーマカレーは他店との差別化や売上アップにも貢献している」として、「ニュータイプキーマ」を提供している10店舗を紹介している。
