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焼き・蒸し料理からデザートまで1台で調理できるグリラー発売! 横幅30㎝なのでキッチンカーでの利用も【マッハ機器】

2020年12月15日 12:23 pm

 クラウドキッチンやキッチンカー、小型店舗で料理する際には、さまざまなメニューに対応したグリルがあると重宝する。店舗施設の企画制作事業を手掛けるラックランドのグループ会社で電気フライヤーなどの厨房機器メーカーであるマッハ機器(東京・木場、望月圭一郎社長)は12月1日、全自動多機能調理器「マルチグリラー」を発売した。

 

 「マルチグリラー」は以前、餃子専用の調理機として販売されていたものを、餃子に限らず多種多様な焼き物調理のレシピに対応するほか、給水機能付きの蓋をかぶせて蒸し焼きもできる調理機としてリニューアルしたもの。

 横幅30cmのモデルを用意することで、コロナ禍で広がりを見せているクラウドキッチンやゴーストキッチン、キッチンカーなど省スペースでの調理を求められる現場でもアヒージョや串焼き、フレンチトーストなど、アイデア次第でさまざまなメニューを1台で提供できるようにした。

 価格は幅300×奥行531×高さ420㎜の1口グリルタイプ「MSG-122DG」が定価税別38万円、600×531×420㎜の2口グリルタイプ「MSG-222DG」が同63万円。

 同社は今後、クラウドキッチンの企画やシェアキッチンの支援事業に参入する予定で、まずはノウハウの蓄積なども含めて2020年中に自社運営のキッチンを西新宿エリアに展開する予定としてる。将来的には物件確保から厨房機器の手配などキッチン運営に必要なものを一括でサブリースしたり、レンタル・サブスクリプションなどクライアントの要望に合わせたパッケージを提供する展開を計画している。