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好きな魚は「サケ」が6割!デートで食べたい魚料理は過半数が「寿司」【マルハニチロ調べ】

2020年10月12日 8:22 am

 マルハニチロは、2020年9月17~18日、全国の20~59歳の男女1000人に対し、「魚食に関する調査」を実施した。

 どのくらいの頻度で魚を食べているか聞いたところ、「ほぼ毎日」2.7%、「週に4~5回程度」6.2%、「週に2~3回程度」39.1%、「週に1回程度」は27.1%で、合計した『週に1回以上(計)』は75.1%となった。
 世代別にみると、「週に1回以上」と答えた人の割合は40代(80.0%)と50代(81.6%)が高い傾向にあった。

 また日頃、どのようにして魚を食べているかについては、「切り身(漬け魚除く)」66.8%が最も高く、「刺し身」62.0%、「寿司」53.0%、「練り物」37.3%、「干物」34.8%の順となった。

 好きな魚については、「サケ」60.0%が最も高く、次いで、「マグロ」53.7%、「サンマ」48.9%、「サバ」46.2%、「ブリ」44.4%となった。男女別では、男性回答では「マグロ」52.8%、女性回答では「サケ」70.2%が最も高くなった。

 

 自宅で魚料理を食べるとき、何に困るかでは、「食べた後のゴミ処理が大変」36.3%と「きれいに食べられない」35.6%が高く、「魚焼きグリルなど調理器具の片づけが大変」30.3%が続いた。
 そのほか、「手ににおいがつく」26.6%、「まな板ににおいがつく」17.7%、「部屋ににおいが充満する」17.3%など、においに関する回答が上位に挙がった。

 魚料理に対する不満の多くは、飲食店であればクリアできることが多い。オススメの仕方で、お店ならこれらの不満が解消できますよ、という売り文句をさり気なく入れることで、お客さんに訴求するかもしれない。


 好きな魚料理を聞いたところ、「刺し身」75.5%と「寿司」74.9%が高くなった。以降、「海鮮丼や鉄火丼などの丼もの」52.9%、「焼き魚」50.9%、「天ぷら」47.6%が続いた。
 男女別では、「ムニエル」は女性では40.0%と、男性15.0%と比べて25.0ポイント高くなった。

 デートの食事で食べたい魚料理を聞いたところ、「寿司」55.1%が最も高く、次いで、「刺し身」36.2%、「天ぷら」24.5%という結果になった。
 男女別では、「カルパッチョ」が女性では26.4%と、男性9.4%に比べて17.0ポイント高い。女性には、オリーブオイルやソースの効いたイタリアンテイストの魚料理を、デートのときに楽しみたいという人が多いようだ。

 続いて、他県の人に自慢できると思う郷土の魚料理を聞き、挙げられた回答をエリア別にしてみた。

 北海道では「サケのちゃんちゃん焼き」、東北では「マグロの刺し身」(青森県)や「はらこ飯」(宮城県)、関東では「アンコウ鍋」(茨城県)や「なめろう」(千葉県)、北陸・甲信越では「寒ブリの刺し身」(富山県)や「ノドグロの刺し身」(石川県)、東海では「ウナギのひつまぶし」(愛知県)や「伊勢エビの寿司」(三重県)、近畿では「鮒寿司」(滋賀県)や「フグのてっちり」(大阪府)、中国では「ノドグロの煮付け」(島根県)や「フグ刺し」(山口県)、四国では「オリーブハマチの刺し身」(香川県)や「鯛めし」(愛媛県)、九州では「ごまサバ」(福岡県)や「関サバの刺し身」(大分県)、沖縄県では「グルクンの唐揚げ」といった魚料理が挙げられた。

 「Go To トラベル」の影響で各地の観光客もにぎわいが戻り始めているなか、観光地の飲食店ではこれらの結果を参考にしつつ、「Go To Eat」にうまく繋げていきたいものだ。