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外食再開したい人は54%だが不安な人も…感染対策の告知で外食の良さをアピール!【ホットP調査】

2020年6月27日 8:22 am

 リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、2020年6月8・9日に全国の20~59歳の男女1032人を対象に実施した「緊急事態宣言解除後の外食実態調査 」によると、外食を再開するつもりの人は54.0%と過半数にのぼった。

 一方で「当分は控える」という人は34.1%。特に30・40代女性は「当分は控える」と回答した人が4割超と多く見られたのに対し、「以前と変わらぬ頻度で行く」と回答した人が最も多かったのは40・50代男性で、共に21.7%だった。

 外食に行く際には「感染しないか不安」と回答した人が男女共に6割超え。特に20・40代女性では7割超と多く見られた。次いで、男女共に「まだ自粛すべきだと思うから」が高く、それぞれ男性44.9%、女性61.6%。

「もう行かない」「まだ控える」「頻度を減らす」と回答した理由で大きいのは何ですか?(最大3つまで選択、以下全てホットペッパーグルメ外食総研リリースより引用)

 お店選びの際に感染対策で気にすることは、男女共通で1位が「席の間隔が空いているか」(男性43.6%、女性64.4%)、2位「換気がされているか」(男性37.3%、女性62.3%)。全体的に、どの項目においても女性の方が気にする割合が高い傾向にあり、男性は「特にない」が22.6%(女性は9.0%)だった。

今後のお店選びの際に衛生面で気にするポイント

 緊急事態宣言中の食生活で良かった点の1位は「家族との食事が増えたこと」30.9%、悪かった点の1位は「外食ができなくなっておいしいものが食べられなくなったこと」24.3%。男女共に20代は「自炊を楽しめた」一方で、女性30・40代では「自炊に飽きた」との回答が多く見られた。また、男女共に20代で「食費が安く済んだから」の回答が3割超と多く見られ、「食費がかさんだ」と回答したのは30・40代女性で3割超と多く見られた。

緊急事態宣言中の食生活で良かったこと 、 悪かったこと

 恋しかった外食シーンは男女共に「知人、友人との普段の外食」が1位。次いで男性は「仕事帰りの食事や飲み会」女性は「女子会、ママ会」。男性は仕事仲間との外食が、女性は友人や家族などとの外食が恋しかったという結果に。

恋しかった外食シーン

 自粛生活中、外食について恋しかった体験は、1位が「自炊では難しい料理を食べること」が38.2%、2位は「食事相手との会話」が37.2%。料理だけでなく、同じ料理を食べながらの食事相手とのコミュニケーションなどについても上位にランクインした。

外食について恋しかった体験

 これらの結果を踏まえると、女性客を中心に「席の間隔が空いているか」「換気がされているか」「店内の消毒が定期的に行われているか」など、店舗の感染対策をしっかり行っているかどうかが、外食を再開してもいいのか不安になる要因だ。

 そのためには、単に対策してはい終わりではなく、店頭ポスターやPOPなどで利用客に強くアピールして知ってもらうことが大切だ。普段の外食や仕事帰りの一杯、女子会やママ会も安心してできると思ってもらえれば、客足はきっと戻るはず。

 また、「外食ができなくなっておいしいものが食べられなくなった」ストレスが、自粛緩和で解消できるとあれば、自炊では難しいプロならではの料理を提供して「やっぱり外食はいいね!」と再確認してもらうことも大切だ。

 「FOOD FUN!」には無料でダウンロードできる感染対策ポスター・POPをはじめ、さまざまなメーカーの製品やメニュー開発のヒントになる記事を多数掲載しているので、大いに活用してほしい。

関連リンク:
飲食店で無料で使える!新型コロナ対策ポスター・POPダウンロードまとめ
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