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予約管理システム「ebica」に社会的距離取った席にのみ予約入れるサービス追加【エビソル】

2020年6月23日 2:05 pm

 「外食時に飲食店を選ぶ基準として『食の安全』に加え、『空間の安全』が大きく左右する」との見通しを示すエビソル(東京・恵比寿、田中宏彰社長)は、同社が提供する飲食店向け予約管理システム「ebica(エビカ)」https://www.ebica.jp/に、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を配慮して利用できる席のみを予約する機能「スマート予約あんしんプラン」を追加した。

 「ebica」のテーブルパターン設定で、あらかじめお客さんを通さない席を指定することで自動配席が可能となる。飲食店の負荷やミスを軽減し、よりサービスに集中できる環境を実現することを目的に開発。さらに、店内の混雑を避けるため、来店可能時間や滞在時間の設定機能を組み合わせることもできるようにした。

 「ebica」は常に最新の席在庫情報を管理でき、「Googleで予約」には15分後の空席情報を公開し、直前予約にも対応していることから、今回の新型コロナでは「並ばせない」環境づくりにも役立てられるという。また、ネット予約時にお客さんの目に留まるよう、飲食店ごとの安全に対する取り組みや来店時のお願いについての掲載スペースを確保。換気・消毒など飲食店側が取り組んでいる感染予防対策や、お客さんにマスク着用や検温協力などのお願いを掲示することで、お客さんと従業員の健康維持をシステム面で支援する。

 さらに新型コロナ以前は、宴会1組あたりの滞在時間は2時間が慣例だったものの、ニューノーマル(新しい生活様式)下では、同席者や周囲への配慮が求められる傾向にあり、新たなプランやコースを作ることが求められる。そのため、消費者の選択肢拡大と飲食店の回転率向上を目的に、短い滞在時間でも外食を楽しめる1時間プランや30分ごとに延長を判断できるプランなどを全国の飲食店と共に作っていく、としている。

 「ebica」は現在、串カツ田中ホールディングスやダイナック、物語コーポレーションなど国内1万5000店舗で導入されている。

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