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なんと!空席確認してAIが電話予約を処理‼️「俺のGrill&Bakery 大手町」で実験開始【エビソル】

2019年11月22日 8:08 am

   レストラン・飲食店向け予約台帳サービス「ebica(エビカ)予約台帳」(以下「ebica」)を提供するエビソル(東京・渋谷、田中宏彰社長)は、俺のが運営する「俺のGrill&Bakery 大手町」で、予約電話に対してAIが対応し、空席情報を確認した上で予約登録するサービス「ebica IVR」の実証実験を始めた。「ebica」の持つリアルタイム空席情報とAI電話応対サービス「LINE AiCall」を連携させたもので、実験は2020年1月下旬までを予定し、来春以降の実用化を目指す。

 「ebica予約台帳」は現在、国内約1万5000店舗で導入されており、全予約の4割を超えるネット予約を自動的に一元管理している。一方で5割以上を占める電話予約については店舗スタッフやコールセンターが受付業務を担うことが多く課題となっている。

 そこで、エビソルはLINEと「AI技術を利用した音声自動応答サービスに関する基本合意書」を締結し、音声認識、チャットボット、音声合成の技術を組み合わせたAI電話応対サービス「LINE AiCall」と「ebica」が持つリアルタイム空席情報を連携させたソリューション「ebica IVR」の開発を進めてきた。

 今回、次のステップとして「俺のGrill&Bakery 大手町」で「LINE AiCall」と連携した「ebica IVR」の実用化に向けた実証実験を開始する。限られた環境範囲で試して音声認識などの技術精度を上げていくために、同実験では「ebica IVR」に着信した電話の中で固定電話からかかって来た予約電話についてのみ、「LINE AiCall」が応答し自動的に台帳に予約登録する。今回の実証実験の結果を基に、「ebica IVR」と「LINE AiCall」の連携を更に深化させ、利用価格などサービス内容も設定していく。将来的には、電話予約を含む全ての予約管理業務の全自動化を進めていく

 エビソルは「電話応対に追われていた時間をなくし、接客サービスや調理などに集中できる環境をつくることで生産性向上に貢献できる。また、ピークタイムや営業時間外でも電話応対が可能になることで消費者の利便性向上にもつながる。予約管理業務の全自動化を推進することで、これまで以上に精度の高いデータが蓄積されることから、今後もパートナー企業のサービスやAI、IoTなど新技術と組み合せた課題解決に挑戦していく」としている。

 今回の実証実験は、11月15日に報じた「互換だ!互換だ!これは便利だ!! LINEも巻き込み予約から会計、集客、決済まで一気通貫へ【エビソル】https://foodfun.jp/archives/3634 」にある「飲食OMO事業」の一環で、これを皮切りに同事業を推進していく。