飲食店のDX化を支援するサービスを提供するイデア･レコード（東京・新宿、柏田康雄社長）は、同社が開発したAIが自動で予約などを受け付ける電話応答サービス〈AI副店長〉と、飲食店特化コールセンター〈よやくるー〉を組み合わせたハイブリッドオペレーション〈よやくるーAI＋（プラス）〉の提供を始めた。
同社は、有人コールセンターサービス〈よやくるー〉を10年以上提供しており、2023年12月1日に24時間対応できるAI電話自動応答サービス〈AI副店長〉をリリースした。そこで「コース内容や落とし物の確認や相談がしたい」「団体予約や接待の予約は直接したい」といった有人対応を求める要望も存在することから、AIのみで完結できない電話をコールセンターで対応できるようにしたハイブリッドサービス〈よやくるーAI＋〉を新たに加えた。
同サービスでは電話の内容により誰が対応するかを振り分けることができ、有人コールセンターの稼働時間外はAI自動応答サービスが稼働し続けるため、深夜や早朝など、これまで受電対応できなかった時間帯もカバーできる。これにより、受電率向上に伴う予約売上の増加を見込めるだけでなく、電話対応による店舗スタッフの業務負荷を大幅に軽減でき、顧客満足度の向上にも貢献するとしている。利用料金は月額１万5000円～（税別）となっている。
さらに、同社が提供する飲食店向け店舗DXのオールインワンツール〈GATE〉と連携すると、予約電話の受付だけでなく予約台帳への予約登録作業や各媒体での在庫調整などの予約付帯業務も併せて自動化でき、さらなる業務効率化を図れる。同社では「今後もAIと有人によるサービスとの関係性についてより良い形を追求し、飲食店舗が調理や顧客対応に注力できる環境づくりを目指してアップデートしていく」としている。
