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ベジタリアン・ヴィーガン食品等JAS規格の原案を農水省へ提出【ベジタリアン・ヴィーガン食品等JAS制定PT】

2022年3月16日 5:34 pm

 学識経験者や食品会社、レストランなどで構成されるベジタリアン・ヴィーガン食品等JAS制定プロジェクトチーム(以下PT)は3月15日、ベジタリアン・ヴィーガン食品等JAS規格の原案を農林水産省へ提出した

 同規格制定への動きは、2018年に松原仁衆議院議員が「インバウンド対応と関連して、消費者の利便性と安全確保のためにベジタリアン・ヴィーガン(以下V/VG)についての認証制度を整備しつつ、食材混入や認証の乱立などを防ぐ必要がある」とした質問主意書を衆議院に提出したことに端を発する。

 垣本充認定NPO法人日本ベジタリアン協会代表理事がPTの座長に就き、V/VG食品の国際規格として決定されたISO23662を参考に原案を検討し作成した。

 飲食店に対しては、調達食材がV/VG食材であるかの確認や、非V/VG食材との区分管理の徹底調理時の混入防止主食と主菜が一体となったV/VG料理を1品目以上提供すること非V/VG食材と調理器具などを共用する場合はメニュー表に明記するといった管理を求める。

 これにより、新たな飲食産業の振興につながるとともに、アフターコロナを見据えたV/VGインバウンドの需要への対応が可能になるとする。

 「べジタリアン/ヴィーガン関連制度推進の為の議員連盟」事務局長を務める松原仁衆議院議員は記者会見で、「V/VG料理を広く国民に普及し、日本に定着させていきたい」と述べた。

ベジタリアン・ヴィーガン食品等JAS制定プロジェクトチームのメンバー