消費者参加型の覆面調査・ミステリーショッパーサービスを手掛けるROI(東京・飯田橋、益子雄児社長)は6月1日、運営するモニターポータルサイト「ファンくる」(https://www.fancrew.jp/)に、掲載飲食店がどのような新型コロナウイルス対策を実施しているかを事前に消費者が確認できるようアイコンを表示し、専用ページを開設する。 また、それに合わせて、消費者による飲食店モニタリング調査の項目に、新たにウイルス対策の有無を追加する。
ROIが2020年5月15日に実施した「緊急事態宣言解除前後のタイミングにおける外食に関する意識調査」で、飲食店が新型コロナウイルス対策をしているかどうかを重視する人が約9割を占めた。また、今後お店側になくして欲しい対応として、「ブッフェやセルフサービス」34%、「おしぼりの手渡し」18%、「会計時の手渡しなどのやり取り」11%、「メニューブックの手渡し」4%という結果も出ており、消費者が衛生に対して以前より意識していることが分かった。
この結果を受けて同社は、消費者の安心感を高めるため、コロナウイルス対策状況について13項目を設け、モニター先の飲食店の対策状況をモニターポータルサイト「ファンくる」内で可視化。さらに、覆面調査の項目内にも新型コロナウイルス対策項目を新たに加えることで、消費者が安心して外食を楽しめるとともに、消費者リアクションを飲食店へフィードバックすることを可能にした。
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