自店で作ろうとすると大変な手間がかかる「太巻き」を、手軽に短時間で作れる〈巻芯〉が、少量から購入できるようになった。
いくつもの巻きずしの中の具材を一つに束ねた冷凍具材〈巻芯〉を製造する吉田喜九州(大分・由布市、中野裕貴社長)は、業務用通信販売のECサイト( http://yoshidaki-ks.bcart.jp)をオープンした。
同社は飲食店やスーパーなどを対象に、巻き寿司に使う冷凍〈巻芯〉を製造・販売している。凍ったままの〈巻芯〉をご飯に巻き、自然解凍させるだけで提供できることから、大幅に作る手間が削減されると好評を得ている。
今回、ユーザーから「必要な時に必要な分だけ購入したい」「食品・廃棄ロスをなくしたい」などの要望があったことから、少量でも対応できるようにECサイトを開設した。ヤマト運輸の企業向けEコマースサービスを活用することで、情報処理と決済手段を構築。素早く全国に発送できる態勢を整えた。現在は、玉子焼き、味付干瓢、かに風味かまぼこ、中具、穴子の蒲焼きを錦糸玉子で巻き、スティック状にまとめて冷凍した〈A上巻用芯〉90g×10本や、女性に人気の〈アボカド芯〉50g×10本×5などなど5種の〈巻芯〉を販売している。
同社は、和風・海鮮・サラダ・アボカド・その他季節ものなど60種類以上の〈巻芯〉を展開しており、〈巻芯〉はアイデア次第で太巻き以外にも、さまざまなメニューに応用できるとメニュー提案している。