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全国にある複数台の冷蔵・冷凍庫の温度・機器状態を遠隔で確認できるクラウドサービス開始【ホシザキ】

2024年1月16日 4:07 pm

 厨房機器大手のホシザキは、業務用冷蔵庫などの機器にWi-Fiモジュールを取り付け、稼働・温度データをクラウドサーバで管理する新サービス〈ホシザキ コネクトWi-Fi〉の提供を始めた

 同サービスは、独自開発したSaaS(インターネット経由で利用できるサービス)上で、パソコンやタブレットなどから、いつでもどこからでも複数の場所の複数の機器の稼働状態と温度をリアルタイムで確認・管理・記録できるというもの。

 各機器に取り付けるWi-Fiモジュールは無償で提供・設置するため初期費用はかからず、サービス料金は機器1台あたり月額1000円(税別)となる。接続できる機器の数は最低1台からで上限はない。導入後は、〈ホシザキ コネクトWi-Fi〉上で、ユーザ数、閲覧・管理権限、アラート通知の条件、機器が発するエラーの通知先などを自由に設定できる。

 これにより全体の機器稼働状態を把握でき、例えば従来は機器の表示を見ないとわからなかったエラー通知を遠隔から確認できるようになる。また、冷凍庫・冷蔵庫などでは温度設定が低いほど電力消費が高くなるため、店舗・施設間での設定温度のバラつきを確認・管理し、より電力効率の高い温度設定を現場に指示することにも役立つ

 加えて、フロン排出抑制法によるフロン点検帳票やHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理実施記録などについて、手書き・手入力で行っている店も多い温度帳票とフロン管理点検票の作成を、画面上のボタンをクリックするだけで表計算ソフト形式の書類を自動作成するので、作業の省力化にも役立つという。

 同サービスは、同社が保有する技術知見により故障の可能性のある数値を設定し、自動検知できるシステムとなっており、稼働データはホシザキにも共有されるため、顧客の要望に応じて故障発生時の迅速な対応や、パッキン劣化など気づきにくい故障の改善も提案できる。修理の訪問要請があった際には、状態を事前把握できるため、これまで状態確認後に再度訪問修理していたところを一度で修理を完了できるなど、より早く対応できるようにした。

 同社は、将来的には蓄積データの解析にAIを活用することなども視野に、DX推進で新しい価値の提供とサービス拡大を目指す。

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