食品メーカー各社は、訪日外国人の増加やヘルシー志向の高まりに対応するためベジタリアン向け製品に力を入れており、特に大豆ミートを使ったさまざまな製品が発表されている。
そんな中、日本ハムは植物由来のタンパクで作った肉製品(「植物肉」)のブランド「Natu Meat(ナチュミート)」を立ち上げ、その中の一つとして、こんにゃくで作った〈ナチュミート ソーセージタイプ〉(70g(4本)×20パック)を3月中旬に発売する。
大豆ミートを使うと大豆独特の香りや風味が残り、ソーセージらしい食感を再現することも難しいことから、こんにゃくを採用。小さな粒状のこんにゃくも加えることで、ソーセージらしい食感を実現した。また、ソーセージの風味は酵母由来のエキスや香辛料で再現した。ちなみに、このソーセージで使用しているこんにゃくは、こんにゃくメーカーに依頼せずに自社工場で作っているという。
「Natu Meat(ナチュミート)」ブランドではソーセージのほかに、大豆ミートを使ったハムとハンバーグ、メンチカツ、ミートボールの計5品の冷凍品をラインナップ。〈同 ハムタイプ〉(60g(6枚)×20パック)は数種類の大豆たんぱくを混ぜることで繊維感を出すとともに、卵と乳のタンパクを加えることでハムの風味と食感に近づけた。
同社では今後も「植物肉」の研究・開発を進め、今回発売した製品についても、さらに味や風味、食感などを改良していくとしている。また、「Natu Meat(ナチュミート)」の製品は畜肉加工品の代替品としての位置づけではなく、新しいヘルシーなミート製品として打ち出していく考えだ。ちなみに、家庭用の「Natu Meat(ナチュミート)」製品は、ハム、ソーセージ、ミートボール、ハンバーグ、キーマカレーの5品で3月1日に発売する。
- 〈ナチュミート メンチカツタイプ〉
- 〈ナチュミート ハンバーグ〉
- 〈ナチュミート ミートボールタイプ〉