
ワインセラーなどの酒関連機器を販売するグローバル(大阪・本町、和田修社長)は、人手不足やはしご酒の減少などによるアルコール消費量の低下といった課題に対応するため、ワイン・日本酒を〝魅せる〟ことをコンセプトにしたサーバー〈ブリリアント ワイン・Sakeサーバー〉を発売した。
同社は、ワインを主役にするようなディスプレイ効果の高いワインセラー「ブリリアント」シリーズを販売しており、今回、初めて同シリーズに自動サーバーを追加した。
〈ブリリアント ワイン・Sakeサーバー〉は、庫内のボトルを照明(暖色/白色/暖色+白色の切り替え、強/中/弱の3段階で調光可)で華やかに演出する点を最大の売りとする。
ほかにも、ボタンひとつで設定した定量を抽出し、その度に自動で食添用の窒素(アルゴン)ガスをボトル内に充填することで酸化を抑制し、ワインや日本酒の繊細な香りや品質を長期間保持し、最適な温度で提供できる機能を搭載。ノズルごとに異なる抽出量を設定でき、さまざまなボトルキャップに対応できるようになっている。
マグナムボトル・一升瓶には対応しておらず、2本用と4本用を用意。オプションのキャッシュユニットを接続すれば、自動販売機のように現金やオリジナルメダルで購入できるようにもできる。また、キャッシュユニット1台に、サーバーを複数台繋いだレイアウトも可能で、今後、各社キャッシュレス決済システムと連携できるよう開発を進めているという。
同社では、同製品を導入することでグラス販売メニューの充実や、華やかな見た目でアピールすることで利益率の高い飲料の売上向上などを期待できるとともに、商品の補充以外の作業が必要ないため人手不足の解消、ラベルを見ながら選び自分で注ぐという顧客体験を提供できる点でも役立つとしている。価格はオープン価格。