多くのグルメメディアでは予約１人に対して手数料が発生するため、多く予約を受けるほど金額も高くなる。また、飲食店を予約する際にグルメメディアは使わず、Google検索やGoogleマップの「席を予約」から予約するユーザーも増えており、特に訪日外国人などの利用が多い。
そこで、インターネットメディアの運営やウェブマーケティング支援などを手掛けるコンサルティングＲ（東京・町田、梅津晃社長）は、グーグルの予約サービス〈Reserve with Google〉（旧名称：Googleで予約）に対応し、予約手数料がかからず定額の月額料（１万2800円）で利用できる飲食店専門ネット予約システム〈Rリザーブ〉の提供を始めた。
〈Rリザーブ〉は〈Reserve with Google〉経由や自社のホームページ・SNSから予約を受け付けることができ、予約台帳・顧客台帳としても利用できる点を特徴とする。予約台帳には電話などで受けた予約を入力することもできる。また、ネット予約で入った顧客情報は管理画面に保存されるため、キャンペーンやイベントの告知など再来店を促すアクションにも活用できる。
ネット予約が入った時には、メール・電話・アプリ・LINE転送で通知を受け取ることができ、ネットに慣れてない人でも簡単に使えるように、日々の運用は主に「予約の確認」「予約の停止」「定休日以外の不定休設定」の３つだけで済むようにした。事前にテスト導入した店舗の中には、予約のメール確認だけで管理画面を使わずに利用する店舗もあったという。
初期費用は３万3000円で、Googleビジネスプロフィールの開設や手間のかかる設定はコンサルティングＲ側で請け負う。同社は今回のサービスを通して、「手軽にネット予約が使える環境を整え、来店ユーザー・飲食店双方にメリットを提供する」としている。
