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15カ国に対応! 現地消費者の動向踏まえた海外出店時の立地診断開始!!【アセンティア・ホールディングス】

2024年6月21日 1:21 pm

 高齢化と人口減少が進み市場が縮小する日本で成長を持続するのは難しいことから、海外に出店して成長を続けようという飲食店経営者が増える中、大きな課題の1つが出店場所の吟味だろう。詳しくない国やエリアで、現地の不動産業者などから売り込まれた物件が、本当に自分の店に適しているのかどうかを判断することは難しい。

 そこでベンチャー・リンクで経験を積んだ後、1995年にプライム・リンク(現JFLAホールディングスの一部)を設立するなど、30年以上の外食企業経営と「サンマルク」「牛角」「タリーズ」などのフランチャイズ展開を支援してきた経験を持つ土屋晃氏が、2006年設立したアセンティア・ホールディングス(兵庫・神戸)は、「海外出店立地のセカンドオピニオンサービス」を始めた

 同サービスは、海外出店の際に現地のデベロッパーや不動産業者の「この物件を何とか売り込みたい」という意見や、現地駐在員の見方とは別に、飲食店経営者の目線で現地消費者の動きを加味した意見を提供するサービス。対象は以下の15カ国となる。

ASEAN:インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア
OCEANIA:オーストラリア、ニュージーランド
中東:アラブ首長国連邦(ドバイ、アブダビ)
欧州:イギリス、スペイン、ドイツ、フランス
北米:アメリカ(主要都市)、カナダ

 土屋氏は「海外の場合、デベロッパーや不動産業者の意見の確かさを確認する術がなかなかありません。現地在住者も、現地の一般消費者と同様の行動様式でないケースが多いのも事実です。海外で消費者向けビジネスを展開するには、海外の対象消費者の行動を見つめ、それをベースにした立地判断が必要だと痛感しております。当社は2010年から日本の外食などサービス業をフランチャイズで海外展開することを推進しており、既に27カ国に200店舗以上を出店。現地経営者がフランチャイズ加盟し、彼らの立地確保を支援してきたので、各国の現地の消費者目線での立地探しの経験を積んできました」とサービス開発の背景を説明する。

 同サービスでは、当該立地での当該ビジネスのマッチ度合を5段階評価し、より好ましい立地環境の助言もする「簡単サービス」(納期1週間/150米ドル)と、「簡単サービス」に同社提携の現地スタッフによる現地訪問レポートを加味した「実地サービス」(同4週間/1000米ドル~)の2つのプランを用意した。