東芝テックは1月10日、お客さんがスマートフォンから注文でき、その注文を同社製POSシステムのデータと連携できる飲食店向けモバイルオーダーシステム〈OtegaruOrder(おてがるオーダー)〉を発売する。
人手不足やスタッフの負担増といった課題解決のため、お客さん自身のスマートフォンからメニューを注文できるモバイルオーダーシステムを開発。スタッフが使用するハンディ端末からの注文と合わせてPOSシステムと連携することもできるため、一部の注文は店員が取るといった店に合わせた運用にも対応できるようにした。
〈OtegaruOrder〉は、モノトーンの落ち着いたカラーデザインとわかりやすいボタン配置で、料理の画像が映え、直感的に操作できるデザインとなっている。今後、SNSからの席予約やテイクアウトの注文、画面内の広告によるプロモーションやポイント機能などのサービス実装を含め、付加価値の高いシステムを目指して機能強化を図る予定だという。
同システムは東芝テックグループが推進するグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」上の注文連携サービス「OrderLinkage(オーダーリンケージ)」に接続するため、「OrderLinkage」を導入している店舗の場合、フードデリバリーなど、さまざまな外部サービスと店舗のPOSシステムを連携できる。利用料金は、初期費用なしで1店舗あたり月額税別2万5000円。5年間で約3000店舗での導入を目指す。
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デリバリーなど外部オンライン注文とPOSデータを自動連携するサービス開始【東芝テック】
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