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「美味アワード2025」受賞商品・認定商品70品を発表!【食べるJAPAN 美味アワード運営委員会】

2024年12月9日 2:00 pm

 一般社団法人ChefooDo(シェフード)が中心となって組織する、食べるJAPAN 美味アワード運営委員会は12月5日、第5回「食べるJAPAN 美味アワード2025」の授賞式を都内で開催し、受賞商品・認定商品70品を発表した。

 書類審査を通過した100品を超える商品の中から、〈ピーナッツスプラウト〉(セイル・オン/福岡)がグランプリに選ばれた。同アワードの審査員を務めたChefooDo会長の片岡護氏(「リストランテ・アルポルト」オーナーシェフ)は、「香りや味が良く軸がしっかりしていて食べ応えがあり、幅広い料理に使えてどの世代でも楽しめる」と評価した。

グランプリを獲得した〈ピーナッツスプラウト〉(セイル・オン/福岡)

 準グランプリには、〈福岡県糸島産みるくがき〉(アクアグローバルフーズ/福岡)、〈ボカ(さとうきび蜜)〉(友栄/高知)、〈蒲原いわし削り〉(西尾商店/静岡)の3品が選出された。

左から〈福岡県糸島産みるくがき〉(アクアグローバルフーズ/福岡)、〈ボカ(さとうきび蜜)〉(友栄/高知)、〈蒲原いわし削り〉(西尾商店/静岡)

 同アワードは、「未来につなげたい『美味しい』を発掘」をコンセプトに、全国から応募された食品や飲料を日本の一流シェフや食関係の有識者が審査し、基準を満たしたものを認定・褒賞するプロジェクトで、専門展示会「居酒屋JAPAN」とのコラボ企画として実施するもの。

 「国内外における食分野での新たなビジネス機会の創出」「地方振興・地域活性化への波及」「国産農林水産物の消費拡大」に寄与することを目的に、味や品質のみを評価するのではなく、「地域食材・地域特性の活かし方」「食品や企業の背景にあるストーリー」「SDGsに対する取り組み」など、多角的な審査基準を設けている。
 また外食や通販ルートの販路開拓につなげるため、前回より外食産業に関わる卸事業者や通販媒体が新たに参画した。

 式に先立ち、同アワード審査委員長を務め、10月4日に死去した服部幸應ChefooDo名誉顧問を偲び、黙祷をささげた。また片岡氏は総評として、「『美味アワード』は今回で5回目となり、当初に比べると素晴らしい飲食品の応募が非常に増えた。今後は欧米やアジアをはじめアフリカや南米など世界中へ日本のおいしさを広げていけるよう、同アワードを通じて食の世界を盛り上げていきたい」と述べた。