飲食店経営にはさまざまなリスクが伴う。食中毒や賃貸物件での火災など人命にかかわるものから、お客さんにケガをさせたり衣服を汚してしまったりといった過失に加え、悪質なクレームへの対応やお客さんからの暴行、パソコンウイルスによる情報流出など予期せぬ事態に見舞われることもある。中小企業や個店が、これらのことが起きた際に自分で対応するのは非常に労力や手間がかかり、新たなトラブルにつながることにもなりかねない。
そこで、飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで支援するプラットフォーム〈飲食店ドットコム〉を運営するシンクロ・フードは、日新火災海上保険と連携し、飲食店が被り得るリスクに備えられる、売上1億円以下の企業・個人向け〈事業をおまもりする保険〉の販売を始めた。
〈事業をおまもりする保険〉では、火災や食中毒など他人のケガやモノへの補償(損害賠償)として、最大3000万円を限度額として補償。また、従業員がお客さんから暴行を受けた際の見舞い費用や悪質なクレームに対応するための弁護士費用などにも対応。さらに、事業に関する日常的な悩みをFP(ファイナンシャルプランナー)や士業の専門家に無料(時間・回数に制限あり)で相談できるサービスや、事故発生時の示談交渉を日新火災が代行するサービスも用意した。
同製品では、補償内容に合わせて選択できる3つのプランを用意した。
「おてがるプラン」(年間保険料1万7590円)は、他人のケガ・モノへの補償(損害賠償)を中心としたプラン。
同社がおすすめとする「おまもりプラン」(同2万2340円)は、「おてがるプラン」にお客さんからの暴行や悪質なクレームなどで⾃⾝や従業員が被害を受けた場合の弁護⼠費⽤などもセットにしたもの。
「もっとおまもりプラン」(同3万9700円)は、情報漏えいやサイバーリスクの補償を追加したプランとなる。
契約手続きはオンライン上で完結し、売上1億円以下の企業・個人は保険料が一律のため売上に応じた契約の変更・更新手続きなどは不要となる。加入後、売上が1億円を超えた場合は自動更新が停止され、このプランを利用できなくなる。