不動産事業などを手掛けるTOKO-Group(東京・西新宿、吉川太郎社長)は、コップ1杯の水で手を洗えるスイス・Smixin社製手洗い機〈smixin〉の日本での独占代理店となり、9月中旬から〈smixin〉(https://www.smixin-japan.com/)の正式販売を始める。
〈smixin〉は、水とソープ、空気を攪拌する独自の特許技術により、手をかざすと瞬時にソープが手を包み込み、12~15秒以内できれいに洗い流す手洗い機。1回の手洗いに100mlの水しか使わないため、一般的な手洗いと比べて90%の水量を削減できる。
さらに1500mlの専用ソープ1パックで約5000回分の手洗いが可能なので、一般的な使用量と比べて約60%削減(Smixin社調べ)でき、プラスチックゴミも減らせる。手拭き用の専用ペーパーも組み込まれており、手洗いが終わると自動で出てくるのでほとんど手を動かさずに済み、水やソープが飛び散らず清掃の手間も軽減。全体で運用コストの約75%を削減(同)できるという。ちなみに専用ソープとペーパーはAmazonでも購入可能となる。
これらを可能にする特許技術はソープの注ぎ口の形状にあるため故障も少なく、常に清潔な状態を維持できる。デザインもスタイリッシュで、本体カラーはオプションで変更可能。また、水の消費量やサイクル数の統計などのデータも取れる。海外では、ファストフード店をはじめとした飲食店やさまざまな施設などですでに数多く導入されており、日本でも「Shake Shack 渋谷店」での導入が決まっている。
吉川太郎社長は「コストを大幅に削減できる上に、サステナブルな社会実現にも役立つ画期的な手洗い機。補助金も活用できるので、飲食店をはじめさまざまな施設に広めていきたい」と語った。
サイズは高さ719×幅384×奥行363㎜。標準モデルの〈Combi 3in1Basic〉52万円(税別、以下同)と、本体上部に動画再生可能な画面が付いた〈Combi 3in1Premium〉62万円の2種がある。また、屋外でも使用できるように約200回分の給水・排水タンクを内蔵したアクセサリーや壁に設置するための専用台も用意している。