スタンディング席で立っている疲れが緩和されれば、もう少し長く飲食を楽しめるのにと思っているお客さんもいるのではないだろうか。また、居心地のいいスタンディング席がある店ということで差別化も図れるかもしれない。
そんなニーズに応えるため、産業機器や部品などの製造・加工などを手掛ける昇栄産業（東京・八王子、岩﨑聡社長）が開発したスタンディング用の寄りかかり休憩スタンド「A-moment（ア・モーメント）」シリーズに、新たに専用テーブルを２種追加した。
同社は、癒しを提供する製品ブランド「shouei」を展開しており、今回のテーブルもその一環の商品。カフェや飲食店、オフィス、図書館・美術館、展示会などの受付や講師、喫煙所などをターゲットに販売していく。
寄りかかり休憩スタンドは、カフェやオフィスなどで「寄りかかり姿勢で気軽にひと休みできる、新しい休憩スタイルを具現化した製品」として2022年に発売したもので、購入者から「カフェにもよさそうだけどテーブルがほしい」などの要望が寄せられたことから、新たに２種のテーブルを開発した。
〈Table（1～2人用）〉は、スタンドがぴったり収まるハイテーブルで、ちょっとした飲食などに利用しやすい。サイズは530×460×高さ900㎜で、天板は500ｘ370㎜、重量が約12kg。価格は8万8000円となっている。
〈Adjustable Table（1～4人用）〉は、スタンドがぴったり収まり、昇降機能をもったハイテーブル。サイズは750ｘ650㎜に高さ670～970ｍｍ。天板は直径750㎜、重量が約22kg。価格は12万1000円。
イベント向けなどに１カ月のトライアルプランもあり、テーブルを加えたことで、店舗の軒先などにも手軽にスタンディング席を追加できるようにした。
