カカクコムは、レストラン検索・予約サービス〈食べログ〉に、英語・中国語（繁体・簡体）・韓国語に対応し、キャンセル料金の請求もできるインバウンド向けネット予約サービス「インバウンド予約」を新たに追加した。
〈インバウンド予約〉は、国内最大規模の決済プラットフォーム事業を展開するデジタルガレージグループのDGフィナンシャルテクノロジーとの協業により、国内版の店舗情報を自動翻訳した〈食べログ 多言語版〉の店舗ページからネット予約を受け付けられるようにしたもの。
すでに予約サービスを利用しておりコース予約を受付中の飲食店であれば、利用に関する特記事項への同意と受付設定をするだけで導入でき、コースごとに自動翻訳するかどうかを選べる。導入する際の追加料金などはかからず、予約毎に支払う従量料金も国内版と同額となる。
さらにインバウンドの「ノーショウ（無断キャンセル）」が問題となっていることを受けて、〈インバウンド予約〉のみに「キャンセル料金の請求」機能を追加した。予約の際にクレジットカードの登録を必須としているため、キャンセルポリシーを設定し、抵触した場合にはキャンセル料金を請求できる。このほか多言語版専用のコースも掲載できるため、インバウンドのニーズに合わせたコースのネット予約受付も可能とした。
同社は今回の新サービスにより、インバウンド向けレストラン予約サービスでネット予約可能な店舗数が、国内最大規模の約３万5000店になるとしており、今後も拡大していくとしている。また、店内でのインバウンド向けオペレーションをサポートするサービスの展開も検討しているという。
