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メキシコの発酵飲料 「テパチェ」 と日本酒が融合! 廃棄されるパイナップルの芯使った醸造酒発売【haccoba】

2024年5月22日 3:36 pm

 2021年2月、原発事故の避難で一時人口がゼロになった福島県南相馬市小高区に醸造所酒蔵「haccoba-Craft Sake Brewery-」(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)を設立し、2023年7月から隣町の浪江でも醸造所を営んでるhaccoba(はっこうば/福島・南相馬、佐藤太亮社長)は5月22日、パイナップルをベースにしたメキシコの発酵飲料 「Tepache(テパチェ)」 をモチーフに、普段は廃棄されるパイナップルの芯と搾りかす(パルプ)を米と一緒に発酵させた酒〈TEPAKE(テパケ)〉を発売した。

haccoba のメンバー(背景:haccoba 浪江醸造所)

 同社は、自由な酒づくりこそが発酵文化の源流であると捉え、ジャンルを超えた酒づくりを追求している会社。今回、プロスケーターを経てアパレルブランドを展開するAlexander Lee Chang(アレキサンダーリーチャン)氏 が、五味醤油とコラボレーションして開発したオリジナル調味料〈JALASHO(ハラショー)〉(ハラペーニョ醤油麹)に合う酒をということで、「ハラペーニョ」と同じくメキシコにルーツのある、パイナップルをベースにした発酵飲料「Tepache(テパチェ)」をモチーフにしたという。

 宮崎県の「AOSHIMA BOOKS & PINEAPPLE」から、パイナップルの芯と搾りかす(パルプ)を仕入れ、米と一緒に発酵。さらにクローブ、シナモン、「ハラペーニョ」もアクセントとして加えることで、トロピカルな中にも締まりのある味わいを実現した。

 精米歩合88%でアルコール度数は14%。「その他の醸造酒」に分類され、販売予定小売価格は500ml瓶2750円。福島県を中心に全国30店舗の飲食店でも提供する。